ある商家の旦那夫婦は、人も羨むほど仲睦まじい。ある時、おかみさんが風邪をこじらせ床に着いたままになった。ある日、おかみさんは医者が屏風の陰で旦那にもう長くは持つまいと話しているのを聞いてしまった。おかみさんは死を覚悟し旦那を枕元に呼び、「私が死んだ後、あなたが後添いをおもらいになると思うとそればかりが気がかり、心残りでございます」と打ち明けた。
旦那は、後添えなどもらわないが、もしも再婚するようなことになったら、婚礼の夜に幽霊となって出てくれ、そうすれば前妻の怨念が取りついていると噂になり、嫁に来る者もなくなるだろうとなだめる。この言葉に安心したのかおかみさんは、それでは「それでは婚礼の日には、八つの鐘を合図に、きっと幽霊となって参りますから」と言い残しあの世へ旅立って行った。
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