VRは療育でも今後当たり前に。就労準備型放課後等デイサービスの核として活用!【導入事例:ミライ・オ様】 | emou[エモウ]

2019.12.04

  <ミライ・オ株式会社>

神奈川県茅ヶ崎市で放課後等デイサービス施設「ミライオ」などを3事業所運営。小学校の低学年から中学年を中心に、脳機能トレーニングや学習サポート、脳機能を活性化するような運動支援などを提供しています。現在はさらに、中高生を対象とした就労準備型放課後等デイサービス「ミライオPLUS」を展開中。今回は代表取締役の後藤正樹様にお話をお伺いしました。  

<課題>
これからの時代にあったサービスの提供と新しい施設の集客効果

<解決>
最先端技術のVRサービスに草創期から関わり他社と差別化

就労準備型の「ミライオPLUS」の次のステップの核として、VRが生きてくる

  ――――emouを導入しようと思ったきっかけは何だったのでしょうか。

まずは、新しいものをどんどん取り入れたいという考えからです。施設利用者に飽きが来ないように、常に新しいものを吸収していかなければなりません。今はまだVRも珍しいものではありますが、今後は当たり前なものになっていくと思いますので、まずは私たちが積極的に利用して理解していかないと、若い世代に教えることもできない。

また、新しいものを取り入れることが宣伝材料にもなりますからね、集客にもつながると思います。やはり今の子供たちの親御さんたちは、自分でVRを体験したことがないという方がまだまだ多くて、そこでemouに興味や関心を寄せてくれる方は多くいらっしゃいます。就労準備型の「ミライオPLUS」の次のステップの核として、VRが生きてくるんじゃないかな、と。

もちろん、コンテンツ的にはもっと色々なバリエーションが今後増えて欲しいと思いますが、やっぱり物事の初めは必ずそういうものだと思いますし、そうしたものに草創期から関わって、一緒に作っていくことができたら、将来的には私たちにとっても大きなアドバンテージになるだろうと考えて導入しました。

   

「これはすごい!」と反応が。VRを施設利用者のモチベーションに

  ――――emouを使ってみて施設利用者の反応はどうでしたでしょうか? 

小学校の高学年に体験してみてもらったのですが、「わぁー」「すごい」「もう一回やりたい」といった肯定的な反応が多かったですね。

また、放課後等デイサービスの合同説明会に参加したときもVRを持って行ったのですが、「これはすごいね」という声が保護者からも多く、反応はとても良かったと思います。

――――ありがとうございます。emouを今後、どのように運用されていきますか?

今はまだVRに慣れてもらっている段階で、本格的なソーシャルスキルトレーニングとしての提供はこれからですが、小学校低学年から中学年向けの「ミライオ」から持ち上がりで「ミライオPLUS」に通所する施設利用者も今後増えていくので、「ミライオ」で頑張って色々なことができるようになったら、次は「ミライオPLUSでVRだよ」、と良いかたちで施設利用者のモチベーションにも繋げていきたいです。

――――emouを実際使ってみて、課題はありますか? 

まずはセッションシート(コンテンツを進めるうえで支援者が参考にする手順書)に沿って進めようと思いますが、施設利用者それぞれの個性によって、説明の仕方を変えていく必要はあります。そのためには事前に支援スタッフがコンテンツをもっと理解し、自分の言葉で指導や支援ができるようにしていけば、より良いものになると感じています。

あと、VRをやっていると参加していない別の施設利用者たちにも、楽しげな声が耳に入って、つい気が逸れてしまうことがありますね。良くも悪くもVRはみんなやりたいので、今後は場所や時間をうまく分けて対応していこうかと考えているところです。  

「働く」をVRでイメージさせたい。一緒にサービスをもっと良いものにしていきましょう!

  ――――では最後に、今後emouに期待することを教えてください。

「ミライオPLUS」では、パソコンのトレーニングや、実際に働くことを意識した実践トレーニングなどを展開している状況です。ただ、なかなか「働く」ということをイメージするのは難しいですし、実際に職場見学に連れて行くなどにも限界があります。そこをVRに期待したいですね。今あるコンテンツはオフィスシーンですが、例えば農業だったり工場だったりと、色々な職業体験コンテンツがあればもっといいなと思います。実際に行かなくても、VRでどのような職業なのかを体験してもらえれば利用価値は非常に高い。

また、それぞれの職業について私たちもすべてを詳しく知っているわけではないので、そこをVRで教えてくれるようなコンテンツがあれば、利用する子供たちにとてもいいものになると思います。 今後増えていくコンテンツの内容について、私たち利用者の視点や意見を伝えながら、一緒にサービスを作っていけるのが何より楽しみですね。

――――ありがとうございました。

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