2021.02.16
emouを導入している三重県教育委員会様では、発達障害の可能性のある児童生徒に対する教員の専門性の向上を目指し、支援研修が行われています。
その中で、VR機器を用いたソーシャルスキルトレーニング(emou)についても取り上げていただきました。実際の研修講座で視聴された動画についてご紹介いたします。
〇講座名:通級による指導担当教員等研修講座「第3回発達障がい支援研修」
「VR機器を用いたソーシャルスキルトレーニングの取組」(約15分)
〇目 的:
発達障がいの可能性のある児童生徒に対する教員の専門性の向上を図る
〇対 象:
通級による指導担当教員、特別支援学校特別支援教育コーディネーター、特別支援教育に係る小中学校等教員 約200名
〇開催方法:
ネットDE研修(オンデマンド)による視聴
場面を理解させることが重要となるSSTにおいて、VRはわかりやすい教材
SSTでVRを使うことの利点として、以下をご紹介していただきました。
・何度も同じ場面を体験することができる・経験がなくても場面の設定ができる
・相手の表情の変化に気づくことができる
VRによる支援が、新たな指導となると感想をいただいています
VRによる支援を実施した教員から、生徒の反応や支援における感想があげられました。・普段人前で話すことが苦手な生徒が集中して自分の意見を言うことができた
・SSTを嫌がる生徒も興味を持って取り組むことができた
・視線までは指導しづらいので、新たな指導の仕方を探ることができた
VR体験前後で、生徒に前向きな変化が見られたとの声があがっています
VR体験をした生徒の皆さんの様子もいくつかご紹介いただきました。
・始めは、映像に出てくる人に対して、暴言ばかり言っていた子が、教員が指導しながら何度かVRを繰り返す中で、その場に適した発言ができるようになった
・VR視聴前後で、人との関わり方に対する考えに良い変化が見られた
・VRでは適切な選択肢を落ち着いて選ぶことができた児童が多かった
教育委員会の研修講座でemouを使った支援を取り上げていただき、現場の教員の皆様のお声や、実際の生徒さんの変化について教えていただきました。
学校教育や特別支援学級の現場でもemouのご活用の輪が拡がってきています。
引き続きコンテンツやサービスを充実してまいります。