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2019.7.5

大人の自閉症スペクトラム障害〜特徴、具体的な言動やサイン〜

<大人の発達障害とは>

近年では、大人になってから初めて医療機関を受診したという方も増えています。「仕事で失敗が多い」「人間関係をうまく築けない」「社会に生きづらさを感じる」などの理由から、もしかしたら発達障害かもしれないと考える人が多くいます。

●自閉症スペクトラム障害に伴う問題の根っこは大人になっても同じ

大人になってから直面する自閉症スペクトラム障害に伴う困難は、子供の頃に起こりうる問題とは確かに異なります。年齢も周囲の環境も異なるので、これは当然です。

しかし、繰り返しになりますが、その根底にある特徴は同じです。自閉症スペクトラム障害に共通した三つの特徴が、少しだけ形を変えて現実に現れているに過ぎません。

 

●大人における自閉症スペクトラム障害の具体例

◆人付き合いが苦手で友人がいない
◆相手との適切な距離感がわからない
◆空気を読めないとよく言われる
◆他人や集団に合わせての行動が苦手
◆TPOに応じた服装や言葉遣いができない
◆一般常識や社会的マナーが身についていない
◆お世辞や冗談、皮肉が理解できない
◆例え話や曖昧な表現がぴんと来ない
◆一方的にまくしたてて話してしまうことがある
◆会話に割り込んで自分の話をしてしまう
◆よく考えずに高額な買い物をたくさんしてしまう
◆ゲーム、インターネット、お酒、たばこ、ギャンブルなどに依存しやすい
◆個人情報を安易に他人に教える
◆自分の考えを適切に伝えることができない
◆自分の感情をうまく表現できない
◆完璧主義で融通が利かない
◆生活パターンが一定で、変更を嫌う
◆食事、場所、道順など、特定の物事に強いこだわりがある
◆急なスケジュールの変更があるとパニックになる
◆物事が予定通り進まないと混乱してしまう

 

●適切な距離感や関係性が理解できない

自閉症スペクトラム障害を抱えている人は、人付き合いが苦手です。うまく言葉がでてこなかったり、相手と視線を合わせられなかったりします。適切な距離感が分からずに、初対面なのに相手のプライベートに深く突っ込んだ質問をしたりもします。相手によっては、こうした言動が失礼な振る舞いだと受け止められ、その後の関係を築くことが難しくなってしまう場合があります。

また、会話が成立している場合でも、相手の感情や場の空気を読むことができずに、失礼な発言をしてしまうこともあります。上司や目上の人に対してタメ口で話してしまったり、式典などのフォーマルな場にカジュアルな服装で来てしまったりします。

 

●相手の感情を理解できず、自己中心的だと思われてしまう

相手の感情を察することも難しくなります。ですから、相手の状態に応じて、柔らかい口調でお願いしたり、下手に出て機嫌を伺ったりすることができません。本人に悪気はなくても、自分の意見を強く主張しすぎて押しつけがましいと思われたり、命令口調になってしまって反感を買ってしまったりもします。

自己中心的な人間だと思われてしまうことで集団から孤立し、社会生活に支障が出てしまう場合もあります。子供や高齢者など社会的に弱い人たちの立場というものを理解できず、配慮に欠けた行動をとってしまうこともあります。周囲から冷たい人間だと思われてしまうと、人間関係がうまくいかなくなってしまう恐れがあります。

 

●相手の立場に自分を置き換えたり、隠された意図を察するのが苦手

自分を相手の立場に置き換えて考えることも苦手です。相手の状況や感情を考えることができず、会話の流れを無視して突然割り込み、自分の話をしてしまうことがあります。

また、言葉の裏に隠された意図などを読み取ることが難しく、言葉を字義通りに受け取ってしまいます。営業マンのセールストークを簡単に信じてしまい、重要な契約をあっさりと結んでしまったり、高額な商品をたくさん購入してしまったりすることがあります。

相手が悪意を持って近づいてくる場合はさらに危険です。隠された悪意を見抜くことができず、相手やその言葉をそのまま信用してしまうため、犯罪に巻き込まれる可能性もあります。個人情報を簡単に人に教えてしまうといった場合も多いため、注意が必要です。

 

●場の状況や空気を読めず、求められる言動が分からない

相手の気持ちを察するということと同様に、場の状況や空気を読むこともとても難しくなります。時間や場所において求められる言動は、明確に説明されていない場合も多いため、自閉症スペクトラム障害を抱えた人にはうまく理解できないことが多くなります。

ごちそうになる食事で高額な商品を遠慮なく頼んでしまったり、家庭にトラブルを抱えている人に家族のことを質問したりしてしまいます。電車の中なのに大声で話をしたり、TPOを考えない服装で現れてしまったりするのは、その場がどういう場所で、どういった言動がそこでは適切なのかを理解できていないからです。

 

●思ったことを正直に話すので軋轢を生んでしまう

自分の思いが正直に口に出てしまうため、相手の容姿や年齢など、相手が聞かれたくないような話をしてしまうこともあります。本人に社会性が身に付いていないと、人前で話していい話なのかどうかを考えることをせず、マナーに反した言動をとってしまいます。

とりわけ男性の場合、女性がそうした言動をセクハラだと捉えてしまうこともあるので注意が必要です。容姿を「けなす」場合はもちろんですが、「足が綺麗ですね」「胸が大きいですね」などと話す場合でも、本人は素直に褒めているつもりでも、話を聞いた女性は不快感を覚えてしまう場合があります。

 

●特定の物事にこだわりすぎ、変化を許容できない

こだわりが非常に強いため、一つのことに没頭しすぎる傾向があります。途中で切り上げるということがうまくできず、例えばゲームやインターネットを長時間続けてしまったり、お酒やたばこを飲み過ぎて依存症になってしまったりする危険があります。

こだわりの強さは、変化への不安の裏返しです。「当初の予定が突然キャンセルになる」「いつも通る道が工事で通れない」など、想定外の出来事は社会に溢れています。しかし、自閉症スペクトラム障害を持つ人は、予定にない変化に対して気持ちをすぐに切り替えることができず、パニックになってしまうのです。

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