2019.10.07
<社会福祉法人あさか会>
法人理念は「人の世に熱あれ、人間に光あれ。」 グループホーム(ケアホーム)やヘルパーステーション、障がい福祉サービス事業、福祉の店(障がい者が働く公園内売店)、小規模・多機能型ホーム、訪問介護ステーションを次々と開設し、 障がい者や高齢者が施設に入所するのみではなく、地域で共に暮らしていけることを目指して、事業拡大を行なっている社会福祉法人です。 今回はあさか障がい者会館 館長の松本さまと主任の佐藤さまにお話をお伺いしました。
<課題>
①支援スタッフの個人スキルに依存しないサービスの質の担保
②施設の集客
<解決>
①経験の浅いスタッフでも一定水準のサービスが提供できるソーシャルスキルトレーニングVR
②インパクトの強いVRで施設利用者やその保護者からの口コミによる集客
イベントで体験してすぐに活用のイメージが湧いた
――――emouを導入しようと思ったきっかけは何だったのでしょうか。
大阪で開催されたバリアフリー2019でのブース訪問がきっかけです。福祉関連の新しいテクノロジーを探していたところemouが目にとまりました。 ブースで実際にVRを体験したのですが、施設での活用イメージが具体的に湧いたうえ、集客効果を含めたうちの施設の目玉にできるのでは?と。
どんなスタッフでも効果的なSSTが行えるように
――――どのような点からemouの価値を感じていただけたのでしょうか。
当施設では以前からSSTに力をいれて欲しいという声を利用者の方々やご家族から頂いていたのですが、主に熟練のスタッフの不足がネックとなり、カリキュラムの策定や人員の割り振りが難しく課題を感じていました。 emouに関してはVRコンテンツだけではなく、スタッフのSSTを補助するセッションシートの提供をおこなっており、これならうちのどんなスタッフでも良質なSSTを提供できるのではないかと思いましたね。
――――セッションシートにも魅力を感じていただけたのですね。
はい。新しい技術が好き・得意なスタッフばかりではないので。笑 導入にあたってはまたスタッフや利用者の方々にも実際に1度emouを使ってもらい反応を見たり、通常業務に加えて新たにVRを現場で使いこなすことができるのか、という点について事業所内でディスカッションを行いました。 現場のスタッフからはVRを使ったSSTの進行について不安、という声もあったのですが、セッションシートまで提供していただけるという点は大きな安心材料になりました。
効果の可視化には大きな意味がある
――――他にも魅力に感じた点はありますか。
SSTを行った効果の数値化ができるという点ですね。カリキュラムを組む側としても、行なったSSTの結果が数値として見ることができれば、 スタッフ全員で結果を共有して、回数を行うごとにより効果的なトレーニングが施設全体で行えるようになるのではないかと思います。
――――emouを今後どのように使っていきたいですか?
emouをきっかけとして、当施設への問い合わせ数や利用者の方々の満足度が上がるよう積極的に活用していく予定です。 まずは放課後等デイサービス施設で活用を進めていきますが、スタッフの知見が溜まったら当法人内の就労移行支援施設や他施設での活用も考えられますね。 いちユーザーとしては、emouを運用していく中でのサービスへのフィードバックやアイディアを共有することで、スピーディーにサービスの拡充やコンテンツの追加などが進んでいくことを期待しています!
――――ありがとうございました。