SST(ソーシャルスキルトレーニング)の教材は何を選べば良いの? | ソーシャルスキルトレーニングVR

2020.08.11

発達障害者に対する療育で中心的な役割を果たすSSTにおいて、どのような教材を選べばいいのかお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。本記事では、おすすめのSST教材をご紹介いたします。 SSTは、放課後等デイサービスや就労移行支援などにおいて、コミュニケーションを養う療育としての役割を果たしています。また、教材を用いて実施することで、より高い能力を身に着けることができると考えられております。

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VRによるSSTの無料デモ体験はこちら しかしながら、必ずしも教材を使うことを推奨されているわけでわなく、教材を使わずとも必要なスキルを身に着ける方法もあります。 教材は画一的な内容であり、療育を受ける者のために個別化されていません。SSTにおいては、あくまでも「一人ひとり異なった対処法」を本人が学習していくことが重要です。型に囚われず、個人に合わせて教育することができるメリットがあります。 しかし、一人ひとりに合わせた個別教育できる一方、各々に合わせたプログラム作成が必要なことから、熟練のスタッフが必要になることはもちろん、負荷が大きくなってしまいます。 教材は、対象者が複数人の場合に効率的な学習指導に役立つといえます。 SSTは「ソーシャルスキルトレーニング」の略称です。「社会生活技能訓練」と呼ばれることもあります。 ソーシャルスキル(多くの人と関わる社会の中で暮らしていくためのスキル)を訓練することによって、人との関わりが避けられない社会の中で療育を受ける者が「出来ること」を増やし、より生活しやすくなることを目指して実施されます。 SSTでは、トレーニングの進行方法が大切と考えられており、教材はあくまでも進行補助するものとなります。教材には、テキストやカードなど、様々な種類の教材が展開されております。 以下は、SSTを実施する際におすすめの教材(テキスト・カード)です。まずは、王道のテキストからご紹介いたします。 幼稚園の年長から中学生くらいの年齢を対象として、「その人が属している集団(幼稚園、保育園、学校など)の中で求められている適切な言動がとれる技能」が身に付くように、意図的な活動(指導)をするための支援教材。コピーして使用できるワークシートであり、具体的な場面を想定した例が豊富に収録されています。

あたまと心で考えようSST(ソーシャルスキルトレーニング)ワークシート

幼児から中学生まで幅広く使える実例集。実践例が豊富であり、ゲーム的な内容が多数用意されています。イラストが沢山使われ、1つの内容がほぼ見開き2ページに収まる構成で見やすいことが特長です。

特別支援教育をサポートする 図解よくわかるソーシャルスキルトレーニング(SST)実例集

学習面・社会面・身体面という3つの観点からアプローチして子どもたちの抱える課題を包括的に対応、支援を通して認知の能力向上を図ることができる教材です。クラス全体で互いに楽しみながら使うことも、個別に支援が必要な子どもに特化した使い方も可能で、遊び感覚で気軽に取り組める内容です。

1日5分! 教室で使えるコグトレ 困っている子どもを支援する認知トレーニング122

個別指導、小グループ、通常学級、家庭など様々な状況に対応。コピーしてすぐに使えるワークシート教材です。イラストが多いため、字が読めない子どもでも楽しみながら使えます。内容が簡単なので、幼稚園児でも利用できます。

ワーキングメモリーとコミュニケーションの基礎を育てる 聞きとりワークシート1言われたことをよく聞こう 編

場面をイメージしてもらうためにカードを使うことも有用です。以下、おすすめのカードをご紹介いたします。 ゲーム感覚で学べるSST用カード教材80セット(160枚)です。名刺ほどのサイズのカードを使うことによって、遊び感覚で「人前で独り言を言わない」といった暗黙のルールやマナー、コミュニケーションスキルを習得したり、問題への対処法などを学べます。沢山あるカードの中から、その子どもに適したものを選択可能です。

暗黙のルールが身につく ソーシャルスキルトレーニング(SST)カード教材集

自己や他者の感情を理解するスキルを育てるためのSSTカード教材。場面設定のカード(お題カード)の内容が家庭生活40個と学校生活40個の2つに分かれており、それぞれ実際の生活でよくある設定となっています。また、表情チップの色や表情が分かりやすく、使いやすいことが特長です。

SSTカード教材 気持ちチップ

絵を見て、こんなとき自分ならどうするかを考える教材です。適切に判断して行動する力が身に付きます。家や学校で発生するハプニングが110シーン収録されており、小学校の低学年から高学年まで利用可能です。正解が1つとは限らず、2つだったり3つだったりと様々なパターンがあります。

発達協会式 ソーシャルスキルがたのしく身につくカード(2) こんなときどうする?

中学生・高校生以上の年齢の人が直面するであろうシーンが選定されています。様々な事象の関連づけや参照作業の必要性に気付かせ、状況の読みとりや適切な対処法を身に付けさせることが可能。ルールや常識・不文律などを学習させ、社会や人に対する安心感を育むための教材です。

ソーシャルスキルトレーニング絵カード 状況の認知絵カード 中高生版1

VRソーシャルスキルトレーニング「emou」は、学齢期の対人関係や集団行動から就職活動における面接対策、職場体験など、人生を上手に営んでいくための技能を獲得する学習プログラムです。 「あたかもその現場にいるような仮想体験」が可能なVRを用いて、日常のリアルな場面再現が簡単にできるため、経験の浅い支援スタッフでも良質なトレーニングを提供することができます。

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