VRを活用した教材で体系化されたSSTを生徒に提供!【導入事例:岩谷学園様】 | ソーシャルスキルトレーニングVR

2019.07.10

  <学校法人岩谷学園>

学校法人として全国で初めてemouを導入。基礎から応用まで安心できる丁寧な授業と、学校生活をサポートするシステムをもつ岩谷学園高等専修学校の教諭、渡邉志の輔様にお話をお伺いしました。  

<課題>
ソーシャルスキルトレーニングの専門知識がない教員が良質な支援を提供する

<解決>
経験の浅い教員でもVRとセッション進行シートを使い、質を担保したSSTをすぐに提供可能

ソーシャルスキルトレーニングの専門スキルのある教員がいるわけではない

  ――――emouを導入しようと思ったきっかけは何だったのでしょうか。

付き合いのある企業様からの紹介で、emouのことを知りました。当校には発達障害を抱える生徒が少なからずいて、ソーシャルスキルトレーニング(SST)には力を入れていたのですが、そういった分野の専門スキルのある教員がいるわけではないため、良い方法がないかずっと探していました。私もSSTを生徒に実施することはありますが、専門は商業(簿記等)のため、本当に手探りでやっていたんです。  

――――専門知識がない中でやるのは非常に大変ですね

授業中や通常の指導の中でSSTを意識して取り組んではいたのですが、難しい部分はありますね。でも目の前の生徒の問題に対応しなくてはいけない。私だけでなく、他の先生方も含めてどのようにSSTを実施するかは課題がありました。  

生徒が場面を具体的にイメージしやすいのが導入の決め手

  ――――そんな中、VRによるSSTを体験いただいてどうでしたでしょうか

導入する前に生徒2名に面接練習をVRで実施しましたところ、すごく反応がよかったです。生徒が場面を具体的にイメージしやすい、というのが何より導入の決め手となった部分ですね。 SSTの実施方法を専門医に相談することもあるのですが、その時に言われていたのは、実際に問題が起きたときにSSTを実施するのが効果的だ、ということです。ですが、そういったトラブルはいつ起こるかわからないですし、起こったときに教員がそばにいととも限らない。VRであれば、そのような場面をいつでも疑似体験させることができるので、我々としても実施しやすくなると思っています。  

生徒が安心して繰り返しできる、何回もやりたくなる

 

――――実際に生徒さんにVRを体験いただき、どのような反応でしたでしょうか

予想以上に反応がよかったですね。一度やった生徒も、またやりたいと言っていたので、繰り返しできる、何回もやりたくなる、というのも大きなメリットだと思います。また、安心して失敗できるというのもいいですね。  

――――安心して失敗できるというのはどういうことでしょうか

失敗を恐れてしまう人がやはり多いのですが、VRはある種閉じられた空間なため、そこで失敗しても外に漏れないというのが安心してできる要因だと思います。  

専門知識がないなかで、いきなりやれと言われても実施できる

  ――――渡邉先生としてはemouのセッションを実施してみていかたでしたでしょうか

SSTの専門知識がないなかでしたが、VRコンテンツと合わせて提供いただいたセッション進行シートを使うことで非常にスムーズにSSTを実施することができました。本当に何も知らない状態から、いきなりやれと言われても、実施できるのがとても良いですね。

――――emouを今後どのように使っていきたいですか? 

面接練習のVRなどは定型発達の生徒にも使えると思っていますので、幅広く使っていきたいですね。emouを使う教員もまずは数名からですが、ゆくゆくは全員が使えるように研修も計画しています。 あとはemou自体というわけではないですが、VRに興味をもっている生徒はたくさんいるので、教育という観点だけでなく、そいうった新しいテクノロジーに触れることで、将来の夢なども持ってくれるといいなと思っています。  

――――ありがとうございました

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